ポメラニアンがかかりやすい病気を理解する事で事前の対策を講じる事が出来ます。
また、我が家のポメちゃんの例を絡めながらその特徴をシェア出来ればと思います。
うちのポメちゃんはシニア犬ですから、それなりの経験値があります。
ぜひ参考にして見て下さい。
目次
「ポメラニアンがかかりやすいとされている病気」の代表例となります。
- 膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)
- 水頭症
- 骨折
- 脱毛症
- 気管虚脱
- 副腎皮質機能亢進症
- 黒班病
- 白内障
- 流涙症
- 甲状腺機能低下症
では、ポメラニアンがかかりやすい代表的な病気に対してうちのポメちゃんはどうだったのか?
1.膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)
チワワと同様に、ポメラニアンもかかりやすいようですね。
膝蓋骨というのは膝にあるお皿の事ですね。
後ろ足のお皿がずれたり、外れたりすると、それをかばうので歩き方がぎこちなくなります。
うちのポメちゃんも立派なシニア犬。
12歳を過ぎた頃から発症し、ステージ2の手前という診断でした。
今でも寒い季節になると散歩中に後ろ足を片方あげてケンケンする事があります。
獣医さんに処方されたサプリメントをあげています。
正直この手のものは半信半疑なのですが、獣医さんに頑張ってほしい事と、犬のサプリはおやつのように嗜好性の高いものになっているので、散歩後のおやつとしてあげている感じです。
成分狙い撃ちですから、市販のドッグフードのような怖いものではありません。
ポメラニアンに限らず、シニア犬にはスロープ設置などの対策を取り、関節を痛めないように守ってあげると良いかと思います。
動物は弱っているところを本能的に隠す習性がありますので、注意して愛犬の変化を見てあげる事が肝要です。
2.水頭症
こちらもチワワ同様にポメラニアンに多い疾患のようです。
脳脊髄液の量が異常に増え、脳を圧迫する事で発生する事が背景にあるようです。
私の所感としては小型犬は全般的に同じ事が言える気がしています。
特に人気犬種です。
人気犬種は無理な交配により、先天性の奇形に起因する事が多いと思うからです。
とにかく、小型犬は少しの異常が大きく影響する犬種だと思います。
歩く、振り向くなど、普通の動作が取れなくなったらすぐに獣医に診てもらう事をおすすめします。
幸いにも、うちのポメちゃんはこちらも症状がありません。
3.骨折
ポメラニアンの骨はとても細く、華奢です。
パッと診た感じでは、チワワより一回り大きく筋肉もしっかりしています。
さらには、チワワよりも運動を必要とする犬種とまで言われています。
それでも、抱きかかえて脚を握ってみると、チワワの方が骨太である事がわかると思います。
以外ですよね。
肉球なんてめちゃくちゃ小さくて、チワワが少し大きいと錯覚するレベルです。
これは経験から納得できる項目です。
それだけに骨折しやすいのかもしれません。
特にポメラニアンは性格が活発な子が多いので、
ジャンプや飛ぶつきも好きでしょうからね。
このあたりは飼い主が気をつけてあげるくらいしかないですかね。
ちなみにうちのポメちゃんは骨折経験なしです。
4.脱毛症
ポメラニアンといえばあのふっくらとしたシルエットをつくる被毛です。
ただ、とてもデリケートなので脱毛は結構起こります。
うちのポメちゃんも脱毛症に苦しんだ事があります。
ただ、これは結果的に食事を変え、緩やかなダイエットを行う事で無縁となりました。
先に結論を言うと、粗悪なドッグフードを食べている。
すると加齢に伴い体調を崩しがちになる。
そうなると薬に頼る必要が出てくる。
さらにはその副作用により別の症状が発症する。
私はこうして脱毛症が発生したと考えています。
だって、さらに歳をとった愛犬が脱毛と無縁になったわけですから。
食事を変え、体重管理を徹底し、薬とは無縁。
そうなると毛並みもとても良いですし、しっかり生え変わります。
敵にむしり取られたかのように一部だけ脱毛した事があります。
さらには後に出てくる黒班病も併発していた為、みれたものではありませんでした。
それが今では嘘のように両方改善しています。
立派な被毛にピンクの肌。
とてもおばあちゃん犬には見えませんから(笑)
5.気管虚脱
何かしらの理由で気管が押しつぶされたように変形し、気管が狭くなる症状です。
症状が発症するとゼーゼーしやすくなるので、あまり興奮させてないように注意が必要です。
酷くなると「ゼェ、ゼェ、ゼェ、ゼェ、ゲハッ!」という呼吸を繰り返すようになります。
ウチのポメちゃんは見事に発症しました。
個人的には肥満が一番の引き金になると考えています。
肥満になると周りの脂肪が気管を押しつぶしてしまうんです。
先天性もあるにはあるのですが、うちのポメちゃんの例だと肥満解消と共に症状は改善しましたし、それはレントゲンでもはっきりと確認出来ました。
獣医さんには、細くなった気管を治す事は出来ないと言われたので諦めていたんですけどね。
かなり症状も治まってから、別の機会にレントゲンをとってビックリしました。
気管がほぼ正常なまでに拡張していたからです。
やはり論より証拠です。
実際に我が家のポメちゃんも一度誤診されています。
セカンドオピニオンで事なきを得ましたが、これを心臓病と診断され、その薬を処方されましたが、明らかに症状が悪化しました。
セカンドオピニオンで「気管虚脱」と診断されました。
心臓にアプローチする薬ではなく、気官を拡張する薬を処方してもらい、すぐに症状が緩和しました。
そして、緩やかなダイエットによりほぼ完治しています。
詳細は以下の記事をご覧下さい。
うちのポメラニアンが気管虚脱になった原因と回復するまでのお話
肥満は万病の元です。
これは人間も犬も同じですね。
6.副腎皮質機能亢進症
クッシング症候群とも呼ばれるようです。
これは副腎皮質ホルモンが過剰分泌されることで発症する病気のようです。
ポメラニアンは正常時でも副腎皮質ホルモンが高いのだとか。
それが加齢に伴い、さらに高くなっていく傾向にあるので発症しやすいと言われています。
見た目にわかる症状としては、毛が抜けたり、皮膚に異常が出たりするようです。
よくわかりませんね。
脱毛症と黒班病を併発したらこの病気ですか?と思ってしまいますね。
であるならば、うちのポメちゃんは該当です。
ただし、異常に水を飲んだり、トイレが近かったりと言う症状はなかったので違うと思いましけどね。
このあたりは症状が似ているので、獣医の診断精度が重要になってきます。
誤診は死活問題です。
小さな体ですからね。
不要な薬の副作用で衰弱する犬も少なくありません。
症状が回復しない場合は、人間以上にセカンドオピニオンを推奨いたします。
7.黒班病
これは遺伝性皮膚疾患による脱毛症を発症することが多いようです。
実際にうちのポメちゃんも発症しました。
脱毛症も患っていた為、かわいそうな見た目ですよね。
被毛が売りのポメラニアンですからね。
未だに原因は特定できずにいます。
ただ、きっかけというか変化点を整理して考えると、薬の副作用だったのかとも思います。
何より当時は私自身の体重管理が甘かったと反省しています。
肥満傾向の先には病気しか待っていません。
さらにあらゆる病気に対し薬が必要なります。
薬を飲めば副作用が待っています。
そうです、悪循環でしかないんですよね。
先にも記載した通りですが、肥満解消による脱毛も皮膚疾患も無縁になりましたから。
今は定期的な健康診断しか病院に行く事がなくなりました。
詳細は以下の記事をご覧下さい。
8.白内障
これは人間同様の症状ですね。
目が白く濁っているワンちゃんを見かける事がありますね。
加齢に伴う発症もあるようですが、ポメラニアンは先天性が多いのだとか。
幸いうちのポメちゃんは症状が出ていません。
過度なトリミングなどで必要な被毛がなくなって、余計にゴミが入りやすくなったりしているケースも少なくありません。
愛犬の変化をよく観察し、気づいたらすぐに獣医さんに診てもらう事をおすすめします。
9.流涙症
チワワ同様、ポメラニアンも発症かかりやすい病気みたいです。
涙の通り道が詰まり、溢れてしまう現象です。
涙やけの原因にもなるので、小まめに拭いてあげる必要がありますね。
うちのポメちゃんでは出ていないですね。
うちは白いポメラニアンなので涙やけは目立ちやすいんですけどね。
個体差もある症状ですから、ポメラニアンに限った症状でもありませんので、衛生面からも目の周りは定期的にお掃除してあげる事が大切ですね。
10.甲状腺機能低下症
その名の通り、甲状腺の機能が低下する事でホルモン分泌に異常が出るようです。
食欲は一定なのに太ってきたり、寒くもないのに寒がるなどの異常が見られたらすぐに獣医に診てもらいましょう。
これは先天性ではなく加齢に伴って発症するようですので、治療というよりは生活習慣を見直し予防の観点で対処が必要かと思います。
犬の生活習慣といえば、適度な散歩と食事です。
そして、体重管理ですね。
本サイトで発信している安全なドッグフードの選定基準をクリアしたドライフードであれば、愛犬もしっかり食べてくれますし、栄養管理もバッチリです。
あとは体重管理を徹底していれば、大抵の症状は改善に向かいます。
そうなると、正しい形で寿命と向き合う事が出来ます。
食事と体重管理。
これはどんな薬よりも大切な事です。
「ポメラニアンがかかりやすいとされている病気」を調べてのまとめです。
まあ、こちらも数が多いですね。
これって本当に本来ポメラニアンがかかりやすい病気なんでしょうか。
どうしても人気犬種にありがちな無理な交配による弊害として生まれた先天性のものではないかと思えて仕方ないのですが。。。
そう考えるとうちのポメちゃんは非常に健康にここまで年を重ねてくれたと感じています。
強いていうなら、発症した症状は飼い主側の責任でしかありませんからね。
申し訳ない気持ちでいっぱいです、本当に。
私がもっと早く知識をつけていたならば、もっと早くに納得のいくドッグフードにたどり着き、適切な体重管理が出来ていた事でしょう。
繰り返しになりますが、適度な運動、良質で安全なドッグフード、体重管理。これに勝る健康法なしです。
本日も最後までお読み下さり、ありがとうございました。
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