ドッグフード以前に大切なのが与え方であり与える量なんです。

ドッグフードの与え方と与える量

愛犬の健康を考えない飼い主はいません。

ですが、間違ったドッグフードの与え方をしている飼い主さんは多いです。

何故このような矛盾は生まれるのでしょうか。

 

それは、「知らない」からです。

 

何だそれ?と思われる方もいらっしゃると思います。

知っててあえて愛犬を不健康にする与え方をする人はいないでしょうからね。

 

では、もし今「常識」または「一般的」と思っている情報が間違っていたらどうでしょうか。それも大多数の飼い主さんがそう考えて疑わない情報が実は間違っていたらどうでしょうか。

今回はこの誤った情報を正しい情報に修正していくためのお話です。

 

ドッグフードは与える量が最も重要です。

もはやこれはドッグフードに限ったお話ではありませんが、愛犬の食事と捉えてください。

本サイトで情報を発信している通り、ドッグフードの安全性は当たり前のように大切です。ただ、それ以上に大切なのが「与える量」なんです。

 

「何を与えるか」と同じくらい「どの位与えるか」が重要です。

 

何だ、そんな当たり前の事!

そう思われるかもしれません。

 

しかし、実際に以下のような与え方をしてしまっているケースがあります。

  • 計量器を使わず、目分量でドッグフードを与えてしまっている
  • ドッグフードのカロリー計算を行っていない
  • 自分以外の家族が既に与えたのを知らず、重複して与えてしまう事がある
  • 他ならぬこの私も昔に同じような飼い主だったので、致し方ないとも感じています。

いまだにペットブームの余波とも言える、いわゆる飼い主初心者さんが多く存在します。その中でもペットと向き合ってあげられる余裕を持たない方も少なくありません。その場合、あらゆる選択がおざなりになってしまう傾向が強く、実際に先にあげたような適当なお世話になってしまっている事があります。

 

計量器を使わず、目分量でドッグフードを与えてしまっている

疲れて帰ってきて喜んですり寄ってくる愛犬。

たっぷり癒してくれるでしょうが、あなたもぐったりです。

お腹のすいた愛犬にドッグフードをあげる際、つい経験と勘による目分量で与えてしまう事もあるのではないでしょうか。

 

小型犬などは、その小さな体からも想像がつくとおり、少しの誤差の積み重ねが大きな誤差となり、肥満を招きます。

若い頃は活発で運動量もあり、代謝も高いので問題化しにくいです。

 

ただし、そんな与え方が数年間も続けば、気づいた頃にはくびれがなくなっているのではないでしょうか。

犬は少しふっくらしている方が愛嬌があって可愛い。

こう考える方も結構いらっしゃいますが、人間と同じですから、肥満は万病の元です。

 

ドッグフードのカロリー計算を行っていない

ドッグフードの裏側に記載されている適量を計量器ではかり、正確な量を与えてあげる事がとても大切です。また、ドッグフードを変更した場合、当然カロリーも変わりますので、再度カロリー計算してあげましょう。

元々あげていたドッグフードの100gあたりのカロリーを100で割ると1gあたりのカロリーが出ますよね。次に1gあたりのカロリー×与えていた量(g)で元々与えていたカロリー数を算出します。次に、新しいドッグフードの100gあたりのカロリーも同様に100で割って1gあたりのカロリーを算出します。元々与えていたカロリー数を新しいドッグフード1gあたりのカロリー数で割ってあげると、新しいドッグフードを何g与えれば良いかが計算出来ます。

自分以外の家族が既に与えたのを知らず、重複して与えてしまう事がある

あとはたまに起こる事故のようなものですが、重複してドッグフードを与えるとなると、単純に適量の倍になりますので、とても危険な行為です。共働きなんかだと起こりやすいんですよね。先に帰る家族が不規則な場合は特に起こりやすいです。

愛犬のためにも家族間で確認しあって過食にならない様に注意してあげましょう。

 

ドッグフードも人間フードも基本は同じなんです。

私はドッグフードだからどうのこうのという事はあまり考えていません。

自分自身が食べて確かな風味を感じられる良質なドッグフードを与えているのですから、そこはクリアです。

ただ、どれだけ安全なドッグフードを与えていても、その与え方や与える量が間違っていれば、愛犬の健康は維持できません。

 

私たち人間だってそうです。

今や添加物だらけの食品コーナーで、必要以上の食品を購入し楽しむための食事を日々繰り返しています。

ですから、加齢に伴い大抵の方は肥満傾向になるのです。

 

はい、冒頭にお伝えしたお話です。

「歳をとったら代謝が落ちて太るのは自然」

 

この考え方は誤った常識です。

正しく自身の体と向き合い、正しい食の知識を得た人は歳をとっても体型維持できています。

 

野生の動物は皆痩せ型という話をご存知でしょうか。

それは彼らが生きるために食事をしているからです。

人間の様に快楽食という概念がありません。

だから肥満が発生しないんです。

 

断食やデトックスの知識がある方ならピンとくると思います。

適度な空腹感は体を休め、消化に酵素を費やさないので、代謝を促進するわけです。

 

これは私たち人間も、愛犬も同じだという事です。

でも、スーパーやコンビニで食品を購入する際に、添加物が何か確認する人がどれだけいるでしょうか。

そんな注意喚起を唱えれば、逆に少数派として非難されるのがオチです。

 

健康の話を始めると夜が明けてしまいますのでこの辺でまとめます。

要するに、愛犬の健康を考えるなら、人間にとっての健康と同じ解釈でお世話してあげるのが一番という事です。

 

ただ、そんな簡単な事であるにも関わらず実践しきれないのは何故か?

実は私たち人間も健康に対する正しい知識を持っていないからなんですよね。

さらに、そこには「常識」、「一般的」という思い込みが邪魔をして、もはや当たり前である事を改めて疑うきっかけもなかったわけです。例として、ドッグフードに成犬用だとか、シニア犬用だとかラインナップがあると思います。正直、愛犬用だのシニア犬用だのというのは関係ありません。

あなたは老人になったら、食べているものそのものを一変させますか?

量は変わっても、お米にお味噌にお野菜にお魚にお肉。

変わらないはずです。

 

強いていうなら、シニア犬用はカロリーを落として食べられる量を増やしてあげられるので、メリットはありません。

愛犬は人間ほど加齢を意識しないでしょうから、与えられるドッグフードが年々減ったら可愛そうですもんね。

 

でも、考えてみるとめちゃくちゃ簡単です。

ただ、計量器を使って正確な量を与えるだけ。

カロリー計算は最初に1度計算する酒。

あとは、重複はもちろん、度の過ぎた間食は避けるだけ。

 

これだけでも愛犬は体型を維持できる為、足腰へ負担もかかりません。

また、内臓脂肪が増えるといった悪循環も防げるでしょう。

 

私はこれが最も自然な形での長寿の在り方だと確信しています。

この記事が愛犬と飼い主さん皆で健康になるきっかけとなると大変嬉しいです。

 

最後までお読み下さりありがとうございます。

 

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