チワワがかかりやすい病気を理解する事で事前の対策を講じる事が出来ます。
また、我が家のチワワ君の例を絡めながらその特徴をシェア出来ればと思います。
うちのチワワ君はシニア犬ですから、それなりの経験値があります。
ぜひ参考にして見て下さい。
目次
「チワワがかかりやすいとされている病気」の代表例
- 膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)
- 水頭症
- 尿路結石症
- 低血糖症
- 気管虚脱
- 僧房弁閉鎖不全症
- 肛門嚢炎
- 角膜炎・結膜炎
- 流涙症
- 外耳炎
では、チワワがかかりやすい代表的な病気に対してうちのチワワ君はどうだったのか?
1.膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)
膝蓋骨というのは膝にあるお皿の事ですね。
後ろ足のお皿がずれたり、外れたりすると、それをかばうので歩き方がぎこちなくなります。
市販されているチワワ用のドッグフードに「グルコサミン・コンドロイチン」などが含有されているのは、この点からですね。
しかし、その含有量が記載されていない市販のドッグフードが目立ちますから、あまり信用していませんが。
個人的に必要成分であるとは思いますが、含有量を明記していないものは信用しません。
ドッグフードに含むより老犬の関節サポートならサプリなどの方が有効性が高いと考えているからです。
実際うちのチワワ君はジャンプが好きです。
よくソファなどから飛びます(笑)
もちろん老犬なのでスロープ設置などの対策を取っていますが、幸いにもこの症状は一度も発症していません。
動物は弱っているところを本能的に隠す習性がありますので、注意して愛犬の変化を見てあげる事が肝要です。
2.水頭症
チワワは先天性による奇形が多いようです。
脳脊髄液の量が異常に増え、脳を圧迫する事で発生する事が背景にあるようです。
元よりチワワは「アップルヘッド」と言われ頭にくぼみ部分があります。
そこの骨が薄いので、何となくチワワがかかりやすいというのも納得出来ます。
人気犬種であるチワワだからこそ、無理な交配により、先天性の奇形に起因する事が多いのかもしれませんね。
とにかく、チワワは頭部が弱点であるという事を頭の片隅に置いておくと良いでしょう。
幸いにも、うちのチワワ君はこちらも症状がありません。
3.尿路結石症
これは人間も同じくですから説明不要かと思います。
ピンときませんが、チワワは発生しやすいようです。
しっかり水分補給出来るように心がけてあげないといけませんね。
また、猫ほどではありませんが、粗悪なドッグフードによるマグネシウムの過剰摂取が原因となっているケースも少なくありません。
穀類の殻やカスまでごちゃ混ぜになったドッグフードを食べていれば、たちまち結石になってしまいます。
この問題に対し、各ペットフーフォ会社はコーングルテンというコーンからタンパク質だけ抽出したものを採用しましたが、こちらは消化が悪いため、今度は腎臓に負担がかかります。
この症状はドッグフードを良質で安全なものを選んであげば回避出来ます。
もちろん、うちのチワワ君は無縁の症状です。
4.低血糖症
低血糖症は血の中の糖分が低下する事で発症します。
チワワは食が細い子が多い為、かかりやすいようです。
確かにうちのチワワ君も食は細いほうだと思いますが、問題視するほどと感じた事はありません。過去振り返っても、病み上がりの時以外はきちんとご飯を食べますからね。
また、我が家の愛犬であるポメラニアンと比較すると、明らかにチワワ君の方が偏食且つ少食です。まあ、これはチワワに限らずドッグフードの質やしつけの点で差が出るとも考えています。
ここで重要なのは、偏食な子や弱ってきているシニア犬の食欲を削ぐような粗悪なドッグフードから愛犬を遠ざける事です。
これは私が過去経験により痛感している点です。
よく推奨されている外国産のグレインフリーで有名なドッグフード群。
うちのチワワ君は絶対に食べません。
最初は弱ってきたのかな?と心配していましたが、国産の良質なドッグフードに変えたら、びっくりするくらいの食欲を見せてくれましたから。
あの時は感動すら覚えました。
栄養を管理してあげたくても、食べてくれないと話になりませんからね。
愛犬にとって食事と散歩は日々の楽しみです。
その食事を最高のものにしてあげる事は愛犬の幸せにもつながると確信しています。
5.気管虚脱
何かしらの理由で気管が押しつぶされたように変形し、気管が狭くなる症状です。
症状が発症するとゼーゼーしやすくなるので、あまり興奮させてないように注意が必要です。
酷くなると「ゼェ、ゼェ、ゼェ、ゼェ、ゲハッ!」という呼吸を繰り返すようになります。
ウチのポメラニアンがこれを発症しましたが、幸いにもチワワ君は発症していません。
個人的には肥満が一番の引き金になると考えています。
先天性もあるにはあるのですが、うちのポメちゃんの例だと肥満解消と共に症状は改善しましたし、それはレントゲンでもはっきりと確認出来ました。
獣医さんには、細くなった気管を治す事は出来ないと言われたので諦めていたんですけどね。
かなり症状も治まってから、別の機会にレントゲンをとってビックリしました。
気管がほぼ正常なまでに拡張していたからです。
肥満は万病の元です。
これは人間も犬も同じですね。
6.僧房弁閉鎖不全症
これはいわゆる心臓病です。
心臓の弁がうまく機能しなくなり、血液循環が正常に行えなくなります。
悪化すると逆流が発生し、細い血管から溢れ出た水分が肺に貯まり、肺水腫を起こすケースが少なくありません。
これは老化によって臓器が劣化し、発症するケースが多いと思います。
機能劣化ですので、根治する症状ではありません。
実はウチのチワワもこの症状で苦しみました。
今は無理をさせない事と、消化に負担をかけない食事を心がけています。
特にドッグフードの量は毎回測り、体重管理は徹底しています。
心臓病が悪化すると、気管虚脱に似た症状が出ますが、原因は別ですので注意が必要です。
心臓病の場合は、「ハッ、ハッ、ハッ、ゲハッ!」と小刻みに過呼吸が加速していき嗚咽します。
心臓の弁が正しく機能しない為、血液の逆流が起こると出る症状です。
気管虚脱はこんなに小刻みではなく、リズミカルにゼェゼェなるので見極められるはずです。
散歩中にいきなり座り込んだり、動く事を拒絶した場合は無理に歩かせずに抱っこしてあげて下さい。
先にも記載しましたが、犬は本能的に自分が弱っている事を隠そうとします。
座り込むという事は、隠しきれないレベルであるという事ですから、かなり症状が進行している可能性が高いです。
この症状が出た場合は、無理な運動は厳禁です。
極力心臓に負担をかけないように、一緒にいる時間を大切に過ごす事を重視する事を強く推奨致します。
7.肛門嚢炎
肛門嚢に分泌液がたまる事で炎症や化膿が生じる症状です。
よく床にお尻を擦り付けている仕草をしていませんか。
その仕草をしていたら、お手入れしてあげないといけないですね。
これはお手入れで凌げる症状かと思います。
肛門絞りは飼い主側でしてあげられるサポートですからね。
ただ、これは個体差があり、排出がうまい犬も存在します。
その場合絞ってあげても何も出てきません。
うちのチワワ君は苦手でたまりやすいです。
ただ、ポメちゃんは排出がうまいみたいです(笑)
8.角膜炎・結膜炎
チワワはギョロ目ですので、ゴミが入りやすいですね。
それを取ろうとして傷つけてしまったりする事があります。
また、過度なトリミングなどで必要な被毛がなくなって、余計にゴミが入りやすくなったりしているケースも少なくありません。
結膜炎までは行かずとも、うちのチワワ君も目が充血しやすい気がします。
これまで何度か獣医さんに目薬を処方してもらった事も何度かあります。
愛犬の変化をよく観察し、気づいたらすぐに獣医さんに診てもらう事をおすすめします。
9.流涙症
涙の通り道が詰まり、溢れてしまう現象です。
涙やけの原因にもなるので、小まめに拭いてあげる必要がありますね。
うちのチワワ君では出ていないですね。
むしろポメラニアンの方が涙やけが出来やすい状況です。
個体差もある症状ですから、チワワに限った症状でもありませんので、衛生面からも目の周りは定期的にお掃除してあげる事が大切ですね。
10.外耳炎
免疫が劣化すると、細菌の繁殖に対抗出来なくなり、「すぐ汚れがたまる」という状況になります。
いわゆる耳垢です。
うちのチワワ君はこれが酷かったです。
もう老犬ですから、ある程度は免疫力の低下から仕方ないのかもとあきらめかけていましたが、今は改善傾向です。
小まめに掃除してあげる事も大切ですが、やはり身体の持つ機能を正常化させてあげる事が重要ですね。
そうです、食事です。
当然食事を拒否して食が細くなると、そのまま足腰を弱らせて行きます。
その先には身体の内部まで弱ってしまいます。
要は免疫低下につながるわけですね。
本サイトで発信している安全なドッグフードの選定基準をクリアしたドライフードであれば、愛犬もしっかり食べてくれますし、栄養管理もバッチリです。
あとは体重管理を徹底していれば、大抵の症状は改善に向かいます。
そうなると、正しい形で寿命と向き合う事が出来ます。
食事と体重管理。
これはどんな薬よりも大切な事です。
「チワワがかかりやすいとされている病気」を調べてのまとめです。
チワまあ、数が多いですね。
これって本当に本来チワワがかかりやすい病気なんでしょうか。
どうしても人気犬種にありがちな無理な交配による弊害として生まれた先天性のものではないかと思えて仕方ないのですが。。。
うちのチワワ君はブリーダーさんから譲っていただいた背景もあり、非常に健康にここまで年を重ねてくれたと感じています。
経験として、華奢な体型のチワワは骨が弱いという点、食が細いという点は理解出来ます。
しかしながら、犬も人間同様個体差というものがありますから、一概には言えないので、参考までにしなければいけませんね。
チワワ向けのドッグフードの成分も調査してみましたが、私の結論は飼い主に向けたアピール材料としてラインナップを増やしているに過ぎないという印象です。
確かにここまでに挙がった症例から、「グルコサミン・コンドロイチン」は有効成分だと思います。
しかし、その成分の含有量を明記していなかったり、その他の素材がやはり価格相応であれば意味がないというのが私の見解です。
最終的にはバランスかなと思います。
私がもっと早く知識をつけていたならば、もっと早くに納得のいくドッグフードにたどり着いていた事でしょう。
繰り返しになりますが、適度な運動、良質で安全なドッグフード、体重管理。これに勝る健康法なしです。
本日も最後までお読み下さり、ありがとうございました。
コメントを残す